RFID 読取距離シミュレーター RFID Read Range Simulator

このツールでできること

UHF帯(920MHz)のパッシブRFIDで、タグをどのくらいの距離まで読めるかを計算するツールです。リーダーの出力、ケーブルの損失、アンテナの利得、タグICの感度などを入力すると、リンクバジェット(電力の収支)から推定読取距離を求めます。

  • 前方リンク(リーダーの電波でタグが起動できるか)と後方リンク(タグの反射がリーダーに届くか)の両方を計算し、短い方を推定読取距離として表示
  • 構内無線局・特定小電力無線局を選ぶと、空中線電力とEIRP(等価等方輻射電力)の上限をチェック
  • 指定した距離でのリンク収支の表と、リーダー出力ごとの推定読取距離のグラフ

入力した値を送信する処理はありません。計算はすべてお使いのブラウザーの中で行います(共有用のURLには、入力した条件が含まれます)。

RFID 読取距離シミュレーター

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使い方

入力する項目
項目 入力する内容
日本の電波法区分 構内無線局または特定小電力無線局を選ぶと、出力とEIRPの上限をチェックします。海外仕様の参考計算では「チェックしない」を選びます。
リーダー リーダーの出力(空中線電力)と受信感度を入力します。機種のデータシートの値を使ってください。
ケーブル・接続損失 ケーブルの1mあたりの損失(データシートにある920MHz付近の減衰量)と長さ、コネクタや分配器などの追加損失から、損失の合計を計算します。アンテナ一体型やハンディでは「ケーブルなし」を選びます。
リーダーアンテナ アンテナの利得(dBi または dBd)と偏波損失を入力します。円偏波のアンテナで直線偏波のタグを読む場合は 3 dB が目安です。
タグ タグICの代表品を選ぶと読取感度が入ります。タグアンテナの利得と反射損失は目安の値です。タグのデータシートの値があれば置き換えてください。
周波数・環境 自由空間・屋内・金属近傍の目安から選ぶか、経路損失指数と追加損失を入力します。
リンク収支を表示する距離 指定した距離での前方・後方リンクの収支(余裕または不足)を表で表示します。

結果の見方

  • 推定読取距離は、前方リンクと後方リンクの限界距離の短い方です。どちらが距離を決めているかも表示します。
  • 上限チェックは、選んだ区分の空中線電力とEIRPの上限に対して、上限内・注意・警告を表示します。
  • 「この条件のURLをコピー」で、入力した条件のままこのページを開けるURLをコピーできます。

FAQ RFID 読取距離シミュレーターに関するよくある質問

計算した読取距離は保証値ですか?
いいえ。見通しの良い条件を前提にした理論上の推定値です。タグを貼る面(金属・液体)、タグの向き、反射や遮へい、ほかのリーダーとの干渉で大きく変わります。導入前に、実際の現場と実際のタグでの読取試験(PoC)をおすすめします。
読取距離はどのように計算していますか?
リーダーの電波でタグが起動できるか(前方リンク)と、タグの反射がリーダーに届くか(後方リンク)を、Friis伝達式と対数距離モデルで計算し、短い方を推定読取距離として表示します。式と使った値は、ツールの「計算の根拠」に表示しています。
日本の電波法の上限もチェックできますか?
920MHz帯の構内無線局と特定小電力無線局について、空中線電力とEIRP(等価等方輻射電力)の上限を、総務省の資料と無線設備規則に基づいてチェックします。実際の申請や機器の構成は、一次情報と機器の認証条件(技適)で確認してください。
入力したデータはどこかに送られますか?
入力した値を送信する処理はありません。計算はすべてお使いのブラウザーの中で行います。ただし「この条件のURLをコピー」で作ったURLには入力した条件が含まれるため、そのURLを開くと、ほかのページを開くときと同じようにURLの内容がサーバーに届きます。

計算どおりに読めるか、実機で確かめませんか?

日本の電波法・技適に合うリーダー・アンテナ・タグの選定から、現場での読取試験(PoC)まで、ご相談を承ります。

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