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ランドリー・リネン向けRFID|洗濯に耐えるタグの選び方と取り付け方

業務用洗濯の工程でタグにかかる負荷、リネン用タグの確認項目、縫い付け・熱圧着と取り付け位置、読み取る場面での注意点

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執筆・編集: シェン・ヒーロー株式会社(編集方針) 一部の仕様を確認
ランドリー・リネン向けRFID

この記事の要約

ホテル・病院のリネンやユニフォームの管理では、洗濯を繰り返しても読める専用のRFIDタグを、布に縫い付けたり熱圧着したりして使います。業務用洗濯では高温の洗浄・脱水プレス・乾燥・アイロン・薬剤がタグに負荷をかけるため、メーカーが示す洗濯耐久の条件、取り付け方式、取り付け位置を確認して選びます。本記事では、洗濯工程でタグにかかる負荷、タグの選び方、取り付け方、読み取る場面での注意点をまとめます。

この記事で分かること

  • 業務用洗濯の工程と、RFIDタグにかかる熱・圧力・薬剤の負荷
  • 洗濯耐久・大きさ・取り付け方式など、リネン用タグを選ぶときの確認項目
  • 縫い付け・熱圧着の方法と、読み取りやすい取り付け位置

こんな方に向いています

  • ホテル・病院・介護施設のリネンや、ユニフォームの管理にRFIDを使いたい方
  • リネンサプライ・クリーニング工場で、仕分けや数量確認を効率化したい方
  • 洗濯に耐えるRFIDタグの選び方と、布への取り付け方を知りたい方

リネン管理でRFIDが使われる理由

RFIDタグは、バーコードと違ってタグが見えていなくても読み取れ、複数のタグをまとめて読めます。そのため、積み重ねたリネンや、カート・袋に入った状態のまま、数量や中身を確認できます。

一方で、リネンは使うたびに業務用洗濯を通るため、タグには家庭の洗濯よりも厳しい熱・圧力・薬剤の負荷がかかります。リネン用には、こうした条件に耐えるよう作られた専用のタグを使います。

業務用洗濯の工程とタグにかかる負荷

テキスタイル用RFIDタグのメーカー資料では、業務用洗濯の代表的な条件として次の例が示されています。実際の条件は工場の設備と工程によって異なります。

業務用洗濯の代表的な条件の例(メーカー資料の記載)
工程 条件の例
洗浄 90℃で15分
脱水プレス 35〜60 barで80秒
予備乾燥(トンネル乾燥機など) 180℃で15〜30分
アイロン 180〜210℃で10〜60秒
滅菌 135℃・4 barで20分

同じ資料では、タグに影響する負荷として次の4つを挙げています。

  • 高温:洗浄、乾燥、アイロンの熱と、繰り返しの温度変化・蒸気
  • 薬剤:業務用洗剤に含まれる過酢酸、次亜塩素酸ナトリウム、塩素系の成分
  • 機械的な力:連続式洗濯機の回転と圧縮、脱水プレスの圧力
  • 乾燥と仕上げ:高温と風による、接着の弱まりやタグの外れ

病院のリネンでは、これに加えて消毒や、清潔・不潔の区分に沿った取り扱いが必要になる場合があります。

リネン用タグを選ぶときに確認する項目

洗濯耐久の条件

メーカーが示す耐久回数や保証が、どの洗濯条件(温度・圧力・薬剤)を前提にしているかを確認します。自社の工程の条件と合っているかが重要です。

大きさと柔らかさ

タオルやシーツ、制服など、付ける布の種類と使い方に合う大きさ・厚さを選びます。肌に触れる物や客室で使う物では、見た目と触り心地も考えます。

取り付け方式

縫い付け用と熱圧着用で製品が分かれていることがあります。工場の設備と作業の流れに合う方式を選びます。

読み取る場面

トンネルやゲートでまとめて読むのか、ハンディリーダーで確認するのかによって、必要な読取性能が変わります。

印字・識別

タグに番号やバーコードを印字できる製品もあります。RFIDが読めないときの目視確認や、手作業との併用に役立ちます。

周波数帯

UHF帯のタグは離れた位置からまとめて読む運用に、HF帯のタグはリーダーを近づけて読む運用に使われます。読み取る場面に合わせて選びます。

リネン用タグの例

耐久回数や保証の条件は製品ごとに異なるため、各製品ページとメーカー資料で確認してください。

  • Xerafy TEX 70x22 Roll:UHF帯。ロール巻きで、RFIDプリンターでの印字に対応。業務用洗濯200回以上、保証は洗濯200回または3年(メーカーデータシート)
  • Xerafy TEX 70x15:UHF帯。熱圧着用と縫い付け用がある
  • HID LinTRAK:リネン・テキスタイル用のUHF帯タグ
  • HID BluTAG:リネン・衣類識別用のHF帯タグ

取り付け方と取り付け位置

縫い付け

タグを布の縁(ヘム)の中や、布で作ったポケットの中に縫い込みます。縫い目で覆うことで、摩擦からタグを守れます。

熱圧着

タグの接着層を、熱と圧力で布に貼り付けます。メーカーが指定する温度・圧力・時間を守り、布の種類ごとに少量で試してから本番に移ります。例として、Xerafy TEX 70x22 Rollのデータシートでは210℃・0.6〜0.8 MPa・20秒が示されています。

メーカー資料では、取り付け位置について次の考え方が示されています。

  • 縁や角の近くに付ける。たたんだり重ねたりしたときにも読みやすくなる
  • 布の中央や、たたむときの折り目は避ける。たたむとタグが覆われて読みにくくなる
  • 同じ種類の布では、付ける位置をそろえる
  • 縁や縫い目など、補強された部分に付けて摩擦から守る

熱圧着の場合は、縫い目・ゴム部分・折り目の上を避け、平らで乾いた面に付けます。付けた直後に読み取りを確認し、端までしっかり接着されているかを見ます。

読み取る場面と注意点

固定リーダー

トンネル、ゲート、コンベアにアンテナを設置し、通過するリネンや、カート・袋の中身をまとめて読みます。入荷・出荷の数量確認に使われます。

ハンディリーダー

棚卸し、特定の品物の捜索、納品先での確認など、人が持ち歩いて読む作業に使います。

まとめて読むときは、リネンの量や詰め方、タグの位置と向きによって読み漏れが出ることがあります。一度に読む量と、読み取りにかける時間を現場で確認して決めます。

導入前に確認すること

  • 実際に使う布と、自社の洗濯工程(温度・圧力・薬剤・乾燥・アイロン)で、タグの耐久と読み取りを試す
  • 熱圧着の場合は、布の種類ごとに少量で条件を確認してから量産する
  • タグを付ける作業を、誰がどの工程で行うかを決める(新品の受け入れ時、仕立て時など)
  • まとめて読む場面で、一度に読む量と読み漏れの有無を確認する
  • タグが読めなくなった場合の交換と、番号の登録し直しの手順を決める

ランドリー・リネンでの活用例は、ランドリー&リネン向けRFID活用例でも紹介しています。

次のアクション

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使う布と洗濯工程の条件をお知らせください。タグの候補選定から、サンプル評価の進め方までご相談を承ります。

FAQランドリー・リネン向けRFIDに関するよくある質問

RFIDタグは何回くらいの洗濯に耐えますか?
製品とメーカーが定めた洗濯条件によって異なります。例として、Xerafy TEX 70x22 Rollのデータシートでは業務用洗濯200回以上、保証は洗濯200回または3年とされています。自社の工程の条件で同じ結果になるとは限らないため、実際の布と工程で試験してください。
タグは縫い付けと熱圧着のどちらがよいですか?
製品が対応する方式と、工場の設備・作業の流れで選びます。熱圧着はメーカーが指定する温度・圧力・時間を守る必要があり、布の種類ごとに少量で試してから本番に移ります。縫い付けは、縁やポケットの中に縫い込んで摩擦から守ります。
タグはリネンのどこに付ければよいですか?
メーカー資料では、縁や角の近くに付け、布の中央やたたむときの折り目は避けることが勧められています。たたんだり重ねたりしたときにタグが覆われにくくなります。同じ種類の布では付ける位置をそろえます。
カートや袋に入ったままでも読み取れますか?
UHF帯のRFIDは、タグが見えていなくても複数をまとめて読めるため、カートや袋の中のリネンを読む運用に使われます。ただし、量や詰め方、タグの位置と向きによって読み漏れが出ることがあるため、一度に読む量を現場で確認して決めます。

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