ノウハウ

RFIDによる検索機能の最善策

RFIDで対象を素早く探す:ガイガーカウント活用術

6分で読めます
RFIDによる検索機能の最善策

この記事の要約

RFIDガイガーカウント(検索機能)は、密集環境下で特定のタグを音の頻度変化により素早く特定する技術です。本記事では、RSSI値とビープ音を活用した基本原理から、アプリケーション開発の具体的な手順、最適なリーダー選定のポイントまでを詳しく解説します。

この記事で分かること

  • ガイガーカウント機能の基本原理とRSSI値の活用方法
  • アプリケーション開発の4つのステップと実装手順
  • 電波出力の自動調整によるタグ位置特定の精度向上
  • 最適なRFIDリーダー選定のポイントと推奨製品

RFID技術によるアイテム位置特定の重要性

製造現場や倉庫では、多数のアイテムを正確に追跡し、必要なときに素早く取り出すことが求められます。RFIDを活用したガイガーカウント(検索機能)は、特定のタグを効率的に見つけ出すうえで非常に有効な手法です。本記事では、この技術を実現する基本的なメカニズムとアプリケーション開発手順、そして最適なRFIDリーダーを選定するためのポイントを解説します。

ガイガーカウント(検索機能)の基本原理

ガイガーカウントでは、基本的にタグから返ってくる電波強度であるRSSI値を用いて、タグとの距離を推定します。さらにリーダーの電波出力を適宜調整しながらRSSI値を確認することで、位置特定の精度を高めています。

ガイガーカウント(検索機能)アプリケーションの開発手順

実際にガイガーカウントを実装する際の流れは次のとおりです。

1. EPCコードによるインベントリの実行

  • セッション0を使用し、すべてのクエリに応答可能なタグを対象とする
  • 特定のビットパターンを持つタグのみインベントリ可能
  • 検索機能を実装するにはセッション0が必須

2. RSSI値のバッファリング

  • タグを読み取れた場合は取得したRSSI値をバッファに保存し、平均を算出
  • タグが表示されない場合はスケールされたRSSI値0をバッファリング

3. 電波出力の自動調整

  • 平均RSSI値が高い場合はリーダーの出力電力を1dBm下げる
  • 平均RSSI値が低い場合はリーダーの出力電力を1dBm上げる

4. UIスレッドでのビープ音・表示更新

  • 100msごとにビープ音や表示を更新するタイマーを用意
  • 別スレッドでビープ音を管理し、RSSI値に応じて頻度や音程を調整
  • タグが見つかった場合は1568Hz、見つからない場合は1046Hzを鳴らす

最適なRFIDリーダー選定のポイント

ガイガーカウント機能に対応するRFIDリーダー
製品名 特徴 用途
Nordic ID EXA51e セパレート型、スマートデバイス用 構内無線局免許局タイプ
TSL1128 Impinj R2000チップ、高性能アンテナ搭載 2次元イメージャー、Bluetooth2.1、IP54
Nordic ID HH85 Android搭載ハンディターミナル 構内無線局免許局タイプ

FAQガイガーカウント(検索機能)に関するよくある質問

ガイガーカウント(検索機能)とは何ですか?
特定のRFIDタグの位置を特定するための機能です。リーダーがタグに近づくにつれてビープ音の頻度が増し、放射線計測器「ガイガーカウンター」に似た動作をすることから名付けられました。
ガイガーカウントはどのような場面で使われますか?
製造現場や倉庫での在庫探索、小売店舗での商品検索、医療機器の追跡など、密集環境で特定のアイテムを素早く見つける必要がある場面で活用されます。
RSSI値とは何ですか?
Received Signal Strength Indicatorの略で、タグから返ってくる電波の強度を示す値です。RSSI値が高いほどリーダーとタグの距離が近いことを意味します。
どのようなリーダーがガイガーカウントに適していますか?
指向性の高い(アンテナビームが狭い)ハンドヘルド型リーダーが適しています。ピンポイントでターゲットを捉えやすくなります。

お問い合わせ

当社や商品に関することなど、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームページに移動します。RFID機器、自動認識システム、ソフトウェア開発に関するご相談を承っております。

よくある質問ページに移動します。一般的なお問い合わせ内容とその回答をご覧いただけます。