製品・装置へICカード認証を組み込むためのELATEC TWN4 ELATEC TWN4 for OEM / Embedded Authentication

複合機・産業機器・キオスク・EV充電器・受付端末などの製品・装置に、ICカードやモバイル資格情報による認証機能を組み込む際の検討材料を整理したページです。製品企画、ハードウェア設計、組み込みソフトウェア開発、OEM調達、SIer・装置ベンダーの方を対象に、「多くのカードに対応できるか」だけでなく、設計者が次の判断へ進める情報構成を目指しています。

個別の対応可否・仕様は、機種・完全な注文コード・RFフロントエンド・ファームウェア・オプション・ライセンス・利用国/地域により異なります。ELATEC正規販売代理店のシェン・ヒーローが日本国内で個別に確認・ご案内します。

組み込み条件で最初に確認する項目

お問い合わせ時にこの8項目が分かっていると、機種・構成の絞り込みが早く進みます。

組み込み検討時の確認項目
確認項目 確認する内容の例
カード技術 利用するカード・資格情報の技術(不明な場合は確認手順からご案内)
読取内容 UID/IDmの読み取りか、データ領域の読み書きか、暗号認証まで必要か
接続方式 USB(キーボード入力・PC/SC・仮想COM等)、UART/RS-232、RS-485/Wiegand/OSDP など
筐体・実装スペース 取付方法、開口・アンテナ配置、周囲の金属、防塵防水の要否
電源 供給電圧・許容電流・給電方法
OS・ホスト ホスト側のOS・ミドルウェア・開発環境
利用国・認証 利用する国・地域と、各国の無線認証の要否(日本は電波法認証の状況を個別確認)
数量・時期 予定数量、試作・量産の時期

ELATECのフォームファクター

組み込み条件に合わせて、完成品リーダーから基板モジュールまで選べます。

薄型リーダー(機器内蔵)

厚さ4mmのTWN4 Slimシリーズ。複合機・キオスク・受付端末などの筐体内への組み込みに適します。日本市場向けのTWN4 Slim JPもこの系統です。

USB直挿し型

TWN4 USB Front Reader。機器のUSBポートへ直接取り付けるコンパクトなモデルで、後付けにも使われます。

基板モジュール

TWN4 Palon Square Mなどの組込用モジュール。GPIO・タンパー入力等のI/Oを備え、装置基板との統合を前提とした設計です。

壁面・パネルマウント

TWN4 Palon Compact Wallシリーズ。装置外側のパネルや壁面へ取り付ける構成に適します。

卓上型

TWN4 MultiTech 2。開発・評価のリファレンスとしても使いやすい標準的な形状です。

物理アクセス向け

Secustosシリーズ等。物理アクセス制御(入退室管理)環境での使用にはメーカーとの追加契約が必要です。

インターフェースと出力方式

ホスト機器との接続は、機種により USB、UART/RS-232、RS-485・Wiegand・OSDP(オプション)などから選択できます。USB接続では、読み取ったIDを文字列として送るキーボードエミュレーションのほか、PC/SC・CCID・仮想COMといった動作モードを持つ機種があります(利用できるモードは機種・構成によります)。

「どのモードで、どの形式のIDを出力するか」は、既存システム側の受け入れ仕様に合わせて設計する項目です。出力形式の調整可否・方法は機種と構成により異なるため、ホスト側仕様とあわせてご相談ください。

DevPackと構成変更

ELATECは開発キットDevPackを提供しています。リーダーの構成・設定に関して対応できる範囲は、機種・ファームウェア・オプションにより異なるため、ご要件(出力形式・対応技術・運用方法など)を確認のうえ、対応可能な範囲を個別にご案内します。

変更できる範囲・手順は機種・ファームウェア・オプションにより異なります。量産後の変更管理(誰が・どうやって設定を配布するか)まで含めて、設計段階でご相談いただくことをおすすめします。

日本向け型番・認証の確認

同じ製品ファミリーでも、注文コード(型番)により対応技術・インターフェース・対応するモバイル資格情報が異なります。また、日本国内で無線設備を使用するには電波法に基づく認証の確認が必要です。各機種の日本国内の認証状況は当社までお問い合わせください(日本市場向けモデルTWN4 Slim JPは、メーカーデータシートにMIC認証の記載があります。認証番号はお問い合わせください)。

量産採用の前に、完全な注文コード単位で「対応技術・認証・供給条件」を確認することが、後戻りを防ぐ最短経路です。

試作から量産までの進め方

STEP 1

確認項目8点を整理し、候補機種・注文コード・オプションを確認します。

STEP 2

評価機の手配可否を確認のうえ、実機での読み取り・ホスト連携を検証します(有償となる場合があります)。

STEP 3

出力形式・設定・ファームウェアを確定し、量産用の注文コードを確定します。

STEP 4

供給条件・リードタイム・PCN/EOL情報の取り扱いを確認し、量産と変更管理へ進みます。

組み込み・設計のご相談

確認項目が埋まっていなくても構いません。分かっている範囲の条件から、機種・構成の絞り込みをお手伝いします。

お問い合わせ

当社や商品に関することなど、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームページに移動します。RFID機器、自動認識システム、ソフトウェア開発に関するご相談を承っております。

よくある質問ページに移動します。一般的なお問い合わせ内容とその回答をご覧いただけます。