ノウハウ

RFIDリーダーをキーボードウェッジとして使う方法

既存ソフトにそのまま入力:キーボードウェッジ活用

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執筆・編集: シェン・ヒーロー株式会社(編集方針)
RFIDキーボードウェッジ

この記事の要約

Nordic ID Keyboard Wedge(Windows版)を使うと、UHF帯RFIDリーダーで読み取ったデータをWindows PCのアクティブな入力欄へキーボード入力として送れます。USB/Ethernet接続、ホットキー/センサーによる読取トリガー、出力形式の変換、文字列の加工など、主な設定項目を解説します。

この記事で分かること

  • キーボードウェッジの基本概念と使いどころ
  • USB/Ethernet接続の設定手順
  • ホットキーと光センサーによるトリガー方法
  • プレフィックス/ポストフィックスの設定
  • デバッグ機能を使ったトラブルシューティング

RFIDキーボードウェッジ(Keyboard Wedge)とは

Nordic ID Keyboard Wedge(Windows版)は、UHF帯RFIDリーダーで読み取ったデータを、Windows PCでアクティブになっている入力欄へキーボード入力として送信するソフトウェアです。Excelのセルや既存の業務アプリの入力欄など、キーボードで文字を入力できる場所であれば、読取データをそのまま入力できます。読み取りはホットキーやセンサーで開始でき、出力形式の変換や、プレフィックス・ポストフィックスなどの文字列加工も設定できます。

機能の一覧と設定タブごとの説明は、Nordic ID Keyboard Wedge(Windows版)機能紹介にまとめています。

接続方法

PCとの接続は、USBまたはEthernetを使用します。

  • USB接続:「USB auto connect」を有効にすると、USBで接続したRFIDリーダーへ自動で接続します
  • Ethernet接続:「Search ethernet」ボタンでデバイスを探索するか、IPアドレスを手動で指定して接続

トリガー方法

キーボードウェッジの読み取りは、設定したホットキーの押下で開始できます。Nordic ID Sampoでは、光センサーやタップセンサーを読み取りのトリガーとして使用することもできます。利用シーンに合わせて方法を選びます。

キーボードウェッジの主な設定項目
設定項目 接続方法 トリガー方法
USB auto connect USB接続 ホットキー/センサー
Search ethernet Ethernet接続 ホットキー/センサー
Manual IP設定 Ethernet接続 ホットキー/センサー
光センサー USB/Ethernet 光センサートリガー
タップセンサー USB/Ethernet タップトリガー

出力形式の変換(Encoding)

Encodingタブでは、読み取ったタグデータを入力欄へ出力する際の形式を選択・変換できます。ここでいう「エンコード」は出力するデータの形式の変換であり、RFIDタグへの書き込みではありません。EPCのほか、必要に応じてTIDやユーザーメモリなどを出力対象にできます。

出力形式の例:

  • GTIN96、GIAI96、GSRN96
  • GDTI96、SSCC96、SGLN96
  • GRAI96、USDOD96、ADI、GID96

文字のカスタマイズ

プレフィックス設定

読み取りデータの前に自動で文字列を追加できます。識別コードや分類記号の挿入に便利です。

ポストフィックス設定

読み取りデータの後に自動で文字列を追加できます。改行やタブ文字の挿入で次の入力フィールドへの移動が可能です。

文字削除オプション

出力データの先頭・末尾の文字を削除できます。

キー入力自動挿入

プレフィックス・ポストフィックスとして、EnterやTABなどのキー入力を追加できます。

デバッグ機能

デバッグ機能

Debugタブでデバッグを有効にすると、Keyboard Wedgeの内部動作を確認できます。

ログは保存することもでき、読み取りや入力がうまくいかないときの原因の切り分けに利用できます。

活用メリット

  • キーボード入力を受け付ける既存のアプリケーションに、アプリ側の改修なしでRFIDの読取データを入力できる
  • タグのデータを手で打ち込む作業を減らせる
  • 出力形式や前後の文字列を設定で調整できる

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FAQ RFIDキーボードウェッジに関するよくある質問

キーボードウェッジとは何ですか?
RFIDリーダーで読み取ったデータを、キーボード入力のようにPCのアクティブフィールドへ直接入力できるソフトウェアツールです。既存アプリケーションの変更なしにRFIDを導入できます。
PCとの接続方法は?
USBまたはEthernetで接続できます。USB接続は「USB auto connect」で簡単にセットアップでき、Ethernet接続はIPアドレスを指定するか自動探索で接続します。
読み取りのトリガー方法にはどのようなものがありますか?
設定したホットキーの押下で読み取りを開始できます。Nordic ID Sampoでは、光センサーやタップセンサーをトリガーとして使うこともできます。
プレフィックス・ポストフィックスとは何ですか?
読み取りデータの前後に自動で文字列を追加する機能です。識別コードの挿入や、TAB・改行文字を追加して次のフィールドへ移動させるなどに使用します。
どのような出力形式に変換できますか?
Encodingタブで、読み取ったタグデータを入力欄へ出力する際の形式を選べます。出力形式の例は、GTIN96、GIAI96、GSRN96、GDTI96、SSCC96、SGLN96、GRAI96、USDOD96、ADI、GID96などです。これは出力データの形式の変換で、RFIDタグへの書き込み機能ではありません。

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