物流・倉庫のRFID導入相談 Logistics & Warehouse RFID Consultation
物流・倉庫のRFID導入は「どこで・何を・どの単位で読むか」から
物流センターや倉庫では、扱う物の量が多く、入荷・保管・ピッキング・出荷と読み取る場面も複数あります。タグを付ける単位や読み取る場所を決めないまま機器を選ぶと、読み漏れや読み過ぎ、運用の手間が後から問題になります。
このページでは、物流・倉庫でRFIDの導入を検討する際に、相談の前に整理しておくとよい点と、相談からPoC・拠点展開までの進め方をまとめています。入出庫管理と棚卸しの使い方は、とのページで解説しています。
最初に決めておきたいこと
この3点が決まると、機器とタグの候補を絞り込めます
タグを付ける単位
商品1点ずつ、ケース、パレット、通い箱のどの単位で管理するかを決めます。単位によってタグの種類と数、読み取り方が変わります。
読み取る場面
入荷検品、棚卸し、ピッキング確認、出荷検品、通い箱の回収など、どの場面で読み取るかを決めます。場面ごとに固定型とハンディ型の向き不向きがあります。
タグを付ける人と工程
仕入先で付けるか、入荷時に自社で付けるかを決めます。ラベル発行とタグへの書き込みを誰がどこで行うかも運用に影響します。
読み取りを左右する物流現場の条件
次の条件は、機器を選ぶ前に現場で確認しておくと手戻りを減らせます
中身と梱包
金属製品や液体を含む商品、金属を使った梱包では、タグが読みにくくなることがあります。商品ごとにタグの種類と貼る位置を確認します。
タグの重なりと向き
ケースの中で商品が密集していたり、タグ同士が重なったりすると、まとめて読む際に読み漏れが出ることがあります。
読み過ぎ
近くの棚や隣のレーン、通過済みの荷物のタグまで読んでしまうことがあります。読み取る範囲をどう区切るかを設計します。
棚・ラック・建物
金属ラックや柱、天井の高さなどで電波の届き方が変わります。棚卸しや所在管理では、読み取る経路も確認します。
通過の速さと台数
フォークリフトやカゴ車が通過する速さ、同時に通過する台数によって、ゲートのアンテナ配置と読み取り設定が変わります。
国内での電波の使い方
UHF帯のRFIDリーダーは、機器の区分によって必要な手続きが異なります。使う機器と設置場所を決める段階で確認します。
相談から拠点展開までの進め方
1つの場面・1つの拠点で確かめてから広げる進め方をおすすめしています
1. 要件の整理
タグを付ける単位、読み取る場面、現在の運用方法、連携したいシステムを整理します。
2. 機器・タグの候補選定
商品と現場の条件から、タグ・リーダー・アンテナ・ラベル発行機器の候補を絞り込みます。
3. サンプル評価・PoC
実際の商品・梱包と現場に近い条件で、読み漏れ・読み過ぎと作業の流れを確認します。
4. 1拠点での運用
1つの場面や1拠点で運用し、読取結果と運用上の課題を確認します。
5. 他拠点への展開
確認した構成と運用ルールを標準にして、他の拠点へ広げます。
1つの場面・1拠点でのサンプル評価やPoCのご相談は、PoC・現場検証のご相談フォームからお問い合わせください。
ご相談時にあると進めやすい情報
分かる範囲で構いません。未定の項目は「未定」とお書きください
- 扱う商品の種類と、梱包・容器(段ボール、樹脂ケース、通い箱、パレットなど)
- タグを付けたい単位と数量(1日の入出荷数、在庫点数、通い箱の総数など)
- 読み取りたい場面(入荷、棚卸し、ピッキング、出荷、回収など)
- 現在の運用方法(目視、バーコード、二次元コード、既存のRFIDなど)
- 現場の条件(ラックの材質、通路幅、ゲートを置く場所、冷蔵・冷凍の有無など)
- 連携したいシステム(WMS、在庫管理、自社システムなど)と拠点数
- 希望時期と予算感(未定でも可)
商品と梱包の写真や、現場の配置図があると、候補の絞り込みが進めやすくなります。
検討する主な機器
読み取る場面に応じて組み合わせを検討します
RFIDタグ
ラベル型タグ、通い箱・パレット向けの耐久タグなど
RFIDリーダー
固定型リーダー(ゲート・コンベア)、ハンディ型リーダー(棚卸し・探索)
RFIDアンテナ
ゲート、コンベア、棚など読み取る位置に合わせて選定
RFIDプリンタ
ラベルの印字とタグへの書き込みを同時に行う機器
FAQよくあるご質問(FAQ)
商品にタグが付いていない状態からでも相談できますか?
はい。どの単位(商品・ケース・パレット・通い箱)にタグを付けるか、誰がどの工程で付けるかから一緒に整理します。仕入先で付けるか自社で付けるかによって、運用と費用の考え方が変わります。
近くの棚や隣のレーンのタグまで読んでしまうことはありますか?
UHF帯RFIDは離れたタグも読めるため、読みたくないタグまで読む「読み過ぎ」が起こることがあります。アンテナの向きと出力、読み取る範囲の区切り方、ソフトウェア側での絞り込みを組み合わせて対策します。現場での確認をおすすめします。
複数の拠点に順番に導入できますか?
できます。最初の拠点で構成と運用ルールを確認し、それを標準にして他の拠点へ広げる進め方が一般的です。拠点ごとに建物や棚の条件が違う場合は、展開先でも読取の確認を行います。
WMSなど既存のシステムはそのまま使えますか?
読み取ったデータを既存システムに渡す方法は、リーダーの通信方式とシステム側の受け口によって異なります。ご相談時に、連携したいシステムと受け渡したいデータの形をお知らせください。
お問い合わせ
当社や商品に関することなど、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォームページに移動します。RFID機器、自動認識システム、ソフトウェア開発に関するご相談を承っております。
よくある質問ページに移動します。一般的なお問い合わせ内容とその回答をご覧いただけます。