解説

GS1スキームの解説

GS1識別スキームの基礎と使い分け

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GS1の識別方式

この記事の要約

GS1標準は、世界112か国で採用される国際的な識別体系で、製品や資産をグローバルに一意管理できます。本記事では、CPID・GTIN・SSCC等12種類の識別スキームの概要と用途、エンコードソフトウェアによる業務効率化について詳しく解説します。

この記事で分かること

  • GS1標準による12種類の識別スキームの概要と用途
  • 各識別コード(GTIN、SSCC、GLN等)の具体的な活用例
  • エンコードソフトウェアによるデータ入力の自動化
  • 国際標準採用によるグローバルサプライチェーンでの信頼性向上

GS1の識別方式とは

RFIDタグやバーコードの情報を正しく読み取り、活用するためには、規格化された番号体系が必要です。カスタムバーコードであっても、規格やソフトウェアがなければ、その番号は単なる数字の羅列にすぎません。

GS1標準では、バーコードやRFIDタグのEPC番号を通じて、対象となる資産に関する一意の情報を提供する仕組みが整えられています。

12のGS1識別スキーム

GS1には現在、CPID・GTIN・GIAI・GLN・SSCC・GSIN・GINC・GRAI・GDTI・GCN・GSRN・GMNの12種類の識別スキームがあります。これらは世界中の特定アイテムや資産をグローバルに管理し、関連データに紐付けるためのキーとして機能します。

GS1識別コード一覧

GS1識別コードと使用例
識別コード 用途 使用対象 使用者 使用例
<span class="u-nowrap">CPID</span> 個別販売されないコンポーネントやパーツの識別 部品・コンポーネントおよび関連ドキュメント 製造会社 特定のモーターやセンサーの管理
<span class="u-nowrap">GCN</span> クーポンやチケット、ロイヤルティポイントの識別 紙・デジタルのクーポン、チケット、ロイヤルティ割引 メーカー、小売店など 主要食料品店で使える割引クーポンの発行
<span class="u-nowrap">GDTI</span> 物理・電子的な文書の識別 証明書、パスポート、デジタル文書など 文書を一意に管理する企業全般 建築計画書などの管理
<span class="u-nowrap">GIAI</span> 固定資産を簡易的に特定し、記録を維持 IT機器、車両、家具など 有形資産を持つあらゆる企業 同一PCが数百台ある中で特定の1台を識別
<span class="u-nowrap">GINC</span> 出荷の識別 委託出荷される商品 物流・輸送会社 輸送中の小売委託出荷を特定
<span class="u-nowrap">GLN</span> 取引における特定の住所や内部拠点を識別 保管・発送拠点など幅広く使用可能 物流会社、メーカー、保管施設 大規模倉庫における商品の保管場所の特定
<span class="u-nowrap">GMN</span> ヘルスケアデバイスの製品モデルを一貫管理 医療機器および関連文書 医療機器メーカーなど 販売後のメンテナンス情報を一括管理
<span class="u-nowrap">GRAI</span> リターナブルな輸送品目(RTI)を識別 再利用可能なパレット、クレートなど 再利用可能な出荷コンテナを利用する企業 プラスチック製パレットの管理
<span class="u-nowrap">GSIN</span> 出荷の識別 商品・発送物 政府、物流会社、大手メーカー 会社間でやり取りされるパレットを特定
<span class="u-nowrap">GSRN</span> サービス提供者と利用者(顧客・患者など)を識別 データベースやファイル等の利用者情報 一意に関係性を管理する必要がある企業 病院とナースプラクティショナーの関係を管理
<span class="u-nowrap">GTIN</span> 製品IDとバッチ/ロット番号・シリアル番号を組み合わせて管理 消費財、医薬品、医療機器など メーカー、流通業者、小売業者 製品の箱やバッチ情報との紐付け
<span class="u-nowrap">SSCC</span> パレットなど物流ユニットの識別 輸送中のロジスティクス単位 物流会社 まとめて出荷する貨物の積荷を特定

ソフトウェアによるエンコード

RFIDタグやバーコードの運用をさらに効率化するためには、読み取りデータを自動で入力・変換できるエンコードソフトウェアが便利です。

GS1標準活用のメリット

国際標準の信頼性

GS1は世界112か国で採用されている国際標準で、グローバルサプライチェーンにおける信頼性の高い識別システムを提供します。

効率的なデータ管理

一意の識別コードにより、製品や資産の追跡・管理が効率化され、在庫管理や品質管理の精度が向上します。

業界間の互換性

標準化された識別スキームにより、異なる業界や企業間でのデータ交換がスムーズに行えます。

コスト削減効果

自動化による人的エラーの削減と作業効率の向上により、運用コストの大幅な削減が期待できます。

FAQGS1識別スキームに関するよくある質問

GS1識別スキームとは何ですか?
GS1識別スキームは、世界112か国で採用されている国際標準の識別体系です。GTIN、SSCC、GLNなど12種類のコードで製品や資産をグローバルに一意管理できます。
GTINとSSCCの違いは?
GTINは製品IDとバッチ/ロット番号を組み合わせた製品識別コード、SSCCはパレットなど物流ユニットを識別するコードです。用途に応じて使い分けます。
GS1コードをRFIDタグにエンコードするには?
エンコードソフトウェアを使用します。Nordic ID Keyboard Wedgeなどを使えば、読み取った情報を自動でPCやアプリケーションに取り込めます。
GS1標準を導入するメリットは?
国際標準による信頼性、効率的なデータ管理、業界間の互換性、自動化によるコスト削減などのメリットがあります。
どの業界でGS1標準が使われていますか?
製造業、小売業、物流業、医療業界など幅広く活用されています。特にサプライチェーンの可視化と効率化に貢献しています。

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