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固定式RFIDリーダー比較|Impinj/Nordic ID/Keonn の主要機種スペック・選定軸ガイド

Impinj R700(v1/v2)/R720/xSpan、Nordic ID FR22、Keonn AdvanReader-160/70A など主要メーカーの完成品固定型 UHF RFIDリーダーを比較

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固定式RFIDリーダー比較

この記事の要約

固定式UHF RFIDリーダーは、まず「読取エリアの広さとアンテナポート数」「リーダー出力(特定小電力/構内無線局)」を決め、次に「対応SDK・対応OS・PoE有無・GPIO点数」で現場・システム要件と突き合わせ、最後に完成品リーダー(Impinj R700/R720、Nordic ID FR22 など)のメーカー公称スペックで型番を絞ります。OEM・組込み機器に内蔵する場合は Impinj E シリーズリーダーチップを別途検討します。本ガイドはこの流れで、選定前に確認すべき条件、機種別比較、よくある失敗、PoC のポイントまでまとめました。

この記事で分かること

  • アンテナポート数・受信感度・SDK対応など、固定式リーダー選定の主要軸
  • Impinj R700/R720・Nordic ID FR22 のメーカー公称スペック比較
  • 完成品リーダーと組込み向け Impinj E シリーズチップの使い分け

こんな方に向いています

  • 倉庫・製造ライン・店舗ゲートなど、固定設置で連続読取するシステムを構築したい設計担当・SIerの方
  • 既存の固定式リーダーを更新・増設する予定で、後継候補を比較したい方
  • Impinj/Nordic ID/Keonn など主要メーカーの固定型機種の差を体系的に整理したい方
  • OEM・組込み機器に内蔵するリーダーモジュールを検討中の開発者・製品企画の方
  • SDK・対応OS・GPIO・PoE 対応の有無で機種を絞り込みたい方

先に確認すべき条件

固定式リーダーは設置工事・電源/LAN 配線・運用ライフタイム(5〜10年)を伴うため、選定前に以下の条件を固めると、PoC・見積依頼の精度が上がります。

  • 読取エリアの広さとアンテナポート数:1ゲートか複数ゾーンか、2m四方か10m×10mか。エリア面積からポート数(4/8/16)を逆算
  • リーダー出力区分:特定小電力(EIRP500mW以下・免許不要)か構内無線局/陸上移動局(EIRP4W以下・要免許/登録)か。長距離が必要なら後者を検討
  • 設置環境:屋内常温/屋内高湿/屋外、温度範囲、IP保護等級の必要レベル
  • 接続方式と給電:PoE+(802.3at・30W)対応か AC 電源か、上位システムへの接続は Ethernet/USB/シリアルか
  • SDK・対応OS・開発言語:開発予定の OS と言語に SDK が対応しているか、サンプルコード・ライセンス条件の有無

固定式リーダー選定の主要軸

カタログを比較する前に、機種を絞り込むための主要軸を整理します。

アンテナポート数

1/2/4/8ポートが主流。1台で広いエリアをカバーするなら4以上、ゾーン分割や複数ゲート同時読取なら8以上を検討。マルチプレクサで論理ポートをさらに拡張する構成も可能。

受信感度(dBm)

数値が小さいほど(マイナスが大きいほど)遠距離・微弱なタグ応答を拾えます。完成品では Impinj R700/R720 が typical -93 dBm、Nordic ID FR22 が -87 dBm。組込み向け Impinj E710 チップは -88 dBm、E910 チップは -94 dBm。読取距離・タグ感度・周辺干渉とのトレードオフを意識して選定します。

※完成品リーダー値とチップ単体値は、同じチップを搭載していても 1 dB 程度ずれることがあります。チップ単体は IC 端子での感度、完成品はリーダーの RF ポートで測った感度のため、PCB / RF フロントエンド / コネクタ部の損失分が差として表れます。

PoE 対応

PoE+(802.3at/30W)対応なら LAN ケーブル1本で電源と通信を兼ねられ、設置工事が大幅に簡素化。最近の固定型では PoE+ が主流で、AC 電源は高出力・高負荷運用や PoE 非対応環境向け。

GPIO 入出力

外部センサー・LED・ブザー・PLC との連携に必要。GPIO 点数(入力2/出力2 や 入力4/出力4 等)と電気仕様(電圧・電流許容)を運用要件と突き合わせる。

SDK・対応OS

カスタム開発を予定しているなら、開発予定の OS と開発言語に SDK が対応しているか、サンプルコードの提供範囲、ライセンス条件をメーカーサイトで購入前に確認します。

オンリーダーアプリ機能

ホスト PC を介さずリーダー上でアプリを動作させる機能。完成品では Impinj R720 のエッジ処理、Nordic ID FR22 のエッジコンピューティング機能などが該当します。低レイテンシ運用・スタンドアロン運用・帯域節約に有効です。

主要機種スペック比較

シェン・ヒーローで取り扱う代表的な完成品の固定式リーダーを、メーカー公称スペックで横断比較します。実距離・実性能はタグ・アンテナ・設置環境に依存するため、比較表は機種選定の起点として使い、最終仕様は PoC で確定してください。

固定式RFIDリーダー主要機種比較(メーカー公称値)
機種 アンテナ構成 受信感度 読取速度 RF 出力 電源
Impinj R700v1 4ポート
外付け (RP-TNC)
typical -93 dBm
(CISC 90% PSR)
1100
タグ/秒
PoE+ 時: +10〜33 dBm
PoE 時: +10〜30 dBm
PoE
/PoE+
Impinj R700v2 4ポート
外付け (RP-TNC)
typical -93 dBm
(CISC 90% PSR)
1100
タグ/秒
+10〜33 dBm PoE+
必須
Impinj R720 4ポート
外付け (RP-TNC)
typical -93 dBm
(CISC 90% PSR)
1100
タグ/秒
PoE+ 時: +10〜33 dBm
PoE 時: +10〜20 dBm
PoE
/PoE+
Impinj xSpan 13 ビームアレイ
内蔵(直線偏波)
-84 dBm PoE 時: +10〜31.5 dBm
AC 時: +10〜32.5 dBm
PoE
/AC
Nordic ID FR22 4ポート
外付け (RP-SMA・MUX16 で 16 拡張可)
-87 dBm 1000
タグ/秒
+32 dBm
(FCC 領域は +30 dBm)
PoE+
Nordic ID AR82 ※EOL 16ポート
外付け (独立制御)
-80 dBm 1000
タグ/秒
最大 +30 dBm PoE
/AC
Nordic ID AR85 ※EOL 13ビーム内蔵
+ 外部 SMA × 2
-81 dBm 1000
タグ/秒
最大 +33 dBm PoE
/AC
Keonn AdvanReader-160 4ポート
外付け (SMA・AdvanMux で最大 1024 拡張可)
—(公称値未掲載) 最大 750
タグ/秒
+5〜+31.5 dBm
(0.5 dB ステップ)
PoE
/DC
Keonn AdvanReader-70A アンテナ一体型
(内蔵円偏波)
+27 dBm
(0.5 dB ステップ)
PoE

※スペックは各メーカー公称値(最良条件下・推奨タグ/推奨アンテナとの組み合わせ)。実環境ではタグ・対象物・周辺反射により読取距離は短くなります。「—」は当社で確認したデータシート上の明示数値が無いことを示します。Impinj R700/R720 の受信感度は datasheet v2.1(2023)の CISC 90% PSR 方式(FCC DRM M8 @ 30 dBm)の typical 値で、旧 datasheet v3.0(2020)では「-92 dBm at 10⁻³ BER, Dense Reader M8」と表記されていた値です。**測定条件が異なるため、旧 -92 dBm 表記と新 typical -93 dBm 表記は単純比較できません**(ベンチマーク方式・PSR 基準・基準モード等の前提が変わっており、両者の差は方式変更に伴う表記差で、製品の実体改善幅を意味しません)。Nordic ID FR22 の RF 出力は global で +32 dBm、FCC 領域は +30 dBm(FR22 datasheet V1.5 準拠)。Nordic ID AR82/AR85、Keonn AdvanReader-70A は本ガイド時点で公式 datasheet 未照合(partial 監査)で、当社製品ページの記載値を参考表示しています。最新仕様はメーカーデータシートで確認してください。Nordic ID AR82/AR85 は ※EOL(メーカー製造販売終了)で、新規導入は後継機種のご相談をお願いします。**Impinj R700v2 は 2025-12-23 の Impinj 製品変更通知(PCN)で発表された Revision 2 で、64-bit ARM A53 + Linux 6.6 + CAP 768 MB へのプラットフォーム刷新により PoE+(IEEE 802.3at)が必須となります**(RF 性能・筐体は R700v1 から維持)。R700v2 仕様は Impinj R700v2 PCN 解説 参照。各製品ページ:Impinj R700(v1/v2)Impinj R720Impinj xSpanNordic ID FR22Keonn AdvanReader-160Keonn AdvanReader-70A

シェン・ヒーロー取扱メーカー別 固定型リーダー(一例)

上の比較表は代表的な機種を抜粋したものです。固定型リーダーは用途・環境(屋内/屋外、図書館・小売・産業ライン・倉庫など)で適切な機種が大きく変わるため、ご相談時には現場条件をお知らせください。当社で取り扱っている主なメーカーと機種カテゴリは次の通りです。

  • Impinj:完成品リーダー R700(v1/v2、v2 は 64-bit プラットフォーム化+CAP 768 MB+PoE+ 必須)/R720、ゾーン読取用 xSpan(13 ビームアレイ・天井埋込)、組込み・OEM 向け E シリーズチップ(E310/E510/E710/E910)
  • Nordic ID:FR22(4ポート+MUX16 拡張)、SampoS シリーズ(小売 POS 向け)。AR シリーズ(AR82/AR85 など)は ※EOL(メーカー製造販売終了)のため新規導入は FR22 系統への置き換えをご検討ください
  • Keonn:AdvanReader-10/-70/-70A/-160(最上位 4 ポート+AdvanMux で最大 1024 アンテナ)

新規導入はもちろん、既存システムからの後継機種選定(AR82/AR85 等の EOL 機種からの置き換えを含む)や、特殊環境(耐熱・屋外)の選定もお気軽にご相談ください。

補足:組込み・OEM 向けリーダーチップ(Impinj E シリーズ)

OEM・組込み機器に内蔵する用途では、完成品リーダーではなく Impinj E シリーズのリーダーチップ(IC パッケージ)を選択する場合があります。E シリーズ自体は単独で動作する完成品リーダーではなく、ホストボードに実装して使用する半導体製品です。代表型番の受信感度は以下の通りです(chip datasheet v1.4・FCC DRM RF Mode・1% PER・E910 は +7 dBm、E710/E510/E310 は +10 dBm self-jammer 条件)。

  • Impinj E310:受信感度 -75 dBm
  • Impinj E510:受信感度 -82 dBm
  • Impinj E710:受信感度 -88 dBm(Nordic ID FR22 にも搭載。FR22 完成品としての公称感度 -87 dBm と 1 dB 差があるのは、チップ単体感度と完成品の RF ポート換算感度で測定基準が異なるため)
  • Impinj E910:受信感度 -94 dBm(E シリーズ フラッグシップ)

用途別の機種選定の考え方

倉庫の入出荷ゲート(高スループット)

4ポート以上・高感度・PoE+ が基本要件。同時に複数ゲートを運用するなら R720 のエッジ処理能力でホスト PC を介さない構成が有利。台数規模が出るため、ライセンス費・SI 込み見積で総額を確認。

製造ライン(コンベヤ・整列読取)

1〜2ポートの中位機種でも要件を満たすことが多い。ライン速度(タグ通過時間)と読取窓の長さから必要な読取速度を逆算。ライン停止コストが大きいため、PoC で読取漏れ率を実測してから決定。

組込み機器・OEM

自社製品にRFID機能を内蔵する用途では、Impinj E シリーズのリーダーチップ(E310/E510/E710/E910)が選択肢。基板実装サイズ・電源仕様・SDK・電波法/FCC/CE 認証取得方針を要確認。量産前に評価キット(DVK)での検証を推奨します。

中小規模ゲート・店舗・資産管理

Nordic ID FR22 のようなコンパクト完成品リーダーが初期投資を抑えやすい構成です。MUX16 を使えば 1 台で最大 16 ポートまで拡張できるため、エリア拡張時の追加投資も計画しやすくなります。

PoC(現場検証)チェックリスト

固定式リーダーは設置工事と運用が伴うため、PoC で以下を必ず実測してください。

  • 実際の動線・速度(搬送スピード・人の通過速度)でのタグ読取漏れ率(複数試行で評価)
  • 想定タグ・想定アンテナ・想定取付角度での実距離(カタログ値ではなく実測値)
  • 周辺金属・壁面反射によるデッドスポット位置のマッピング
  • 同時読取が必要なタグ枚数(10/100/1000枚以上)でのスループット
  • 連続稼働下での発熱・性能変動(24時間連続試験)
  • SDK/API でのカスタムアプリ動作確認、上位システム連携プロトコル(HTTP/MQTT/Kafka 等)の検証
  • 停電・LAN 障害復旧時の自動再接続挙動

よくある失敗

固定式リーダー選定でつまずきやすい代表例です。事前に押さえておけば回避できます。

  • カタログの最大読取距離だけで決める:カタログ値は最良条件下の数値。実距離はタグ・対象物・周辺反射で大きく変わります。本選定前に必ず PoC で実測してください。
  • ライセンス・保守費を予算に含めていなかった:固定型は SDK/ミドルウェアライセンス、保守契約、メーカー認証取得費が別費用になることが一般的。見積依頼で総額(リーダー+アンテナ+ケーブル+ライセンス+設置工数)を早期に把握。
  • SDK・対応OS の事前確認漏れ:購入後に「自社の業務アプリの OS に対応していなかった」というトラブルが多発。SDK 対応 OS/言語は購入前にメーカーサイトで必ず確認。
  • 構内無線局の免許/登録手続きを後回しにする:高出力(4W EIRP)が必要な場合、免許または登録に申請時間がかかります。選定と同時に手続きを開始してください。
  • リーダーだけで解決しようとする:読取性能はリーダー・アンテナタグの3点の組み合わせで決まります。リーダーを高性能化してもタグ・アンテナがボトルネックになるケースが多いため、3点セットで PoC してください。

次のアクション

固定式RFIDリーダーの導入を検討中ですか?

型番が決まっている方は見積、現場で試したい方は PoC、選定段階の方はまず要件相談からどうぞ。

FAQ固定式RFIDリーダー比較に関するよくある質問

固定式RFIDリーダーはどのような用途で使うのですか?
倉庫の入出荷ゲート、製造ラインのコンベヤ、店舗の自動精算ゲート、資産管理ゲートなど、特定の場所で連続自動読取が必要な用途に向いています。モバイル型(ハンディ)と異なり、設置工事と電源・LAN 配線を伴う代わりに、24時間連続稼働と高スループット読取が可能です。
固定式RFIDリーダー選定で最初に確認すべき項目は?
「アンテナポート数」「読取エリアの広さ」「対応周波数(日本では916.7〜923.5MHz・TELEC準拠)」「リーダー出力(特定小電力/構内無線局)」「接続方式(PoE/Ethernet/USB)」「対応SDK・対応OS」「GPIO 入出力点数」の7項目です。中でもアンテナポート数と読取エリアの関係は導入規模を決める起点になります。
Impinj R700 の V1 と V2 はどう違いますか?
R700v2 は 2025-12-23 の Impinj 製品変更通知(PCN)で発表された R700 の Revision 2 で、内部プラットフォームが大幅に刷新されています。主な差分は、CPU が 32-bit Cortex-A7(v1)→ 64-bit ARM A53(v2)、OS が Linux 5.10 32-bit(v1)→ Linux 6.6 64-bit(v2)、CAP(Customer Application Partition)が 256 MB(v1)→ 768 MB(v2)、給電が PoE/PoE+ 両対応(v1)→ PoE+(IEEE 802.3at)必須(v2)、ファームウェアは v10.0 以降が前提で 10.0/10.1 は v1 と非互換(v1/v2 統合 FW 10.3 が 2026 年初頭提供予定)です。一方で 4 アンテナポート(RP-TNC)、受信感度 typical -93 dBm、読取速度 1100 タグ/秒、RF 出力 +10〜33 dBm(PoE+ モード)、筐体寸法といった RF 性能・物理仕様は v1 から維持されています。新規型番は末尾 -B(IPJ-R700-441-B 等)です。CAP アプリ運用中の場合は 64-bit 向け再ビルドと回帰テストが必要です。
Nordic ID FR22 のアンテナポートはいくつですか?拡張できますか?
FR22 は RP-SMA メス 4 ポートを標準搭載しています(FR22 datasheet V1.5)。さらに別売のマルチプレクサ MUX16 を接続することで、最大 16 ポートまで拡張できます。BFA(ビームフォーミングアンテナ)と組み合わせる構成にも対応します。受信感度は -87 dBm、最大 RF 出力は +32 dBm(FCC 領域では +30 dBm)、読取速度は 1000 タグ/秒、給電は PoE+(IEEE 802.3at)で、Impinj E710 リーダーチップ(NUR3-1W モジュール経由)を搭載した完成品リーダーです。
アンテナポート数はどう決めますか?
1 ポートで足りるのは 1〜2m 四方の単一読取エリアまでが目安です。複数ゲートや広い読取エリアを 1 台でカバーしたい場合は 4 ポート、さらにゾーン分割が必要なら、Nordic ID FR22 + MUX16 のようにマルチプレクサで 16 ポートまで拡張する構成や、Impinj R700/R720 + Antenna Hub(IPJ-A6010-000)で 1 ポートあたり 8 本・最大 32 本のアンテナ拡張が選択肢になります。エリア要件から逆算して必要数を決めてください。
PoE と AC 電源どちらを選ぶべきですか?
PoE+(IEEE 802.3at)対応モデルなら、LAN ケーブル 1 本で電源と通信を兼ねられ、設置工事が大幅に簡素化できます。Impinj R700/R720 は PoE(802.3af)と PoE+(802.3at)の両方に対応し、PoE 時と PoE+ 時で許容 RF 出力が異なります(PoE+ 時は両機とも +10〜33 dBm、PoE 時は R700 が +10〜30 dBm、R720 が +10〜20 dBm に制限)。Nordic ID FR22 は PoE+(IEEE 802.3at)対応です。AC 電源は給電容量に余裕があり、PoE 非対応環境や高出力運用で選択肢になります。
Impinj E710/E910 は単体で固定式リーダーとして使えますか?
いいえ。E シリーズ(E310/E510/E710/E910)は完成品リーダーではなく、ホストボードに実装して使用する RAIN RFID リーダーチップ(IC パッケージ)です。OEM・組込み機器向けの構成要素で、reader chip datasheet v1.4(2023)の FCC DRM RF Mode・1% PER 条件下で受信感度は E710 が -88 dBm、E910 が -94 dBm(2026 年 5 月時点で Impinj 公開仕様の中では最も低い値)です。完成品で E710 を採用している例として Nordic ID FR22 があります(FR22 完成品としての公称感度は -87 dBm。チップ単体感度との 1 dB 差は、IC 端子と完成品 RF ポートで測定基準が異なるため)。
固定式RFIDリーダーの価格帯はどのくらいですか?
正確な金額は構成・数量・契約条件で大きく変動するため、見積依頼で確認してください。一般的には、完成品の固定型 RFID リーダー(Impinj R700/R720、Nordic ID FR22 など)は 30 万円前後が目安となるケースがあります。アンテナ、同軸ケーブル、SDK・ミドルウェアライセンス、保守は別費用となることが一般的です。
SDK・対応OSは購入前に必ず確認すべきですか?
はい、特にカスタムアプリ開発や既存システム連携を予定している場合は必須です。対応OS(Linux、Windows、組込み Linux など)、対応言語(C、C++、Java、Python、.NET など)、サンプルコードの提供範囲、ライセンス条件をメーカーサイトの SDK ページで事前に確認してください。SDK に未対応の OS や言語へ後から開発を寄せると、コストが大きく膨らみます。

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